Faculty & Staff

教員・スタッフ紹介

Osamu Akashi

明石 修

准教授

博士(地球環境学)
(京都大学)

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研究室

研究内容を一言でいうと?

パーマカルチャーを使い、人と自然が豊かになる暮らし、社会のデザインを研究しています。

大学の屋上菜園でも、単に野菜を育てているのではなくて、多様な豊かさをつくる場として実践しています。特に都会には人とつながることのできる場所が不足していると思うので、パーマカルチャーを通して、自分が自分らしくいられるような場をつくれたらと思っています。

一番幸せだと思う瞬間は?

生き物の芽が出ることや、それがぐんぐん伸びて、いきいきとしているのを見ることですかね(笑)いろんな人が集まって、楽しみながら自然とつながるのもいいですよね。

一番影響を受けた本は?

『モモ』です。人の話を聞くのが上手な主人公のモモは、小さな村で家族や村民と幸せに暮らしていました。けれど、みんなが“時間泥棒”に騙されて、効率的な社会になっていき、話す時間も減り……モモが時間を取り戻しにいくというお話です。

今の社会や環境問題に通じるところがあります。効率的な仕組みができて、テクノロジーが進化して、経済は発展し、人類も幸せにもなったとは思います。一方で、私たちが大事にすべき家族との食卓、人と話す時間など、ゆったりとした時間がどんどん少なくなっています。さらに、進歩的で便利なツールを使いこなすためには環境に負荷がかかり、結果的に今、地球がしんどくなっています。

そうした効率的、経済的なことから得る幸せではなく、ひとが暮らしていくために根本的に大事にすべきこと、幸せなことって何なのか?をモモが教えてくれる一冊です。

好きな生き物は?

アボカドです。

小さい頃、アボカドを食べ、種を庭に植えたら1ヶ月くらいで芽が出て、生きてたんだ!って(笑)

それにアボカドは人生において色々な気づきを与えてくれます。

種を3つ水に浸しておいたら1ヶ月後、1つだけ芽が出ない種がありました。「これは出てこないものなんだ」と思いつつ、そのままにしていると他の種より倍の時間をかけて芽が出たんです。

それを見たときに、僕が外から見て勝手に「これはダメな種」だと判断したけど、この種は生きていたし、この子なりのやり方、タイミングで出てくるんだなと、それは人も同じだということに気づかされました。

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