「暑さに適応したまちづくりで地域活性化を」三坂育正教授のインタビューが本学公式ウェブサイトに掲載されました

本学科の三坂育正教授のインタビュー「暑さに適応したまちづくりで地域活性化を」が、本学公式ウェブサイトの「研究者紹介 教員が語る、研究の最前線」コーナーに掲載されました。
内容は以下の通りです。
ここ数年、猛暑が続いている日本。熱中症の発症者が増加する中で、熱中症を警戒して外出を控えるなど、暑さによって私たちの行動にさまざまな制約も生じています。一方で、暑さによる制約は、人々の多様な活動機会を奪い、社会経済活動に影響を及ぼす可能性も指摘されています。そうした課題を解決するため、都市環境工学を専門とする三坂 育正教授は、熱中症リスクが低く、快適に過ごせる空間をまちなかにつくり、それを地域振興にも結びつける「暑さに強いまちづくり」を目指した研究に力を注いでいます。
研究の背景 熱中症予防気温上昇が続く日本の夏
日本では近年、気候変動やヒートアイランド現象の影響により、夏の暑さが厳しさを増しています。2024年6~8月の平均気温は、1898年の統計開始以降、23年と並んで最も高くなり、2024年の猛暑日は全国各地で過去最多を更新しました。熱中症による救急搬送者は年間9万人超に上り、熱中症予防のために人々が外出を控えるようになるなど、日常生活にも大きな影響を及ぼしています。私はこれまで、都市の環境に注目し、特に郊外に比べて都市中心部の気温が高くなる「ヒートアイランド現象」を緩和するための研究に力を入れてきましたが、気温上昇に伴う影響が顕在化した現状を踏まえ、今後は、人々が熱中症を防ぎながら社会の活力を維持できる、暑さに強いまちづくりが必要ではないかと考えるようになりました。そのため、現在は「暑熱環境に適応したまちづくり」を提案し、その実現に向けた研究に注力しています。

つづきは以下よりお読みいただけます。
武蔵野大学 – 学問の地平から – 三坂 育正 第54回 都市環境工学 工学部 サステナビリティ学科 三坂 育正 教授 暑さに適応したまちづくりで地域活性化を
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