2023年4月3日、武蔵野大学工学部サステナビリティ学科の三坂育正教授が一般社団法人環境情報科学センターが主催する第23回環境情報科学センター賞「学術論文賞」を受賞しました。受賞した業績名は「複合的指標による都市の暑熱環境の評価に関する一連の研究」です。

受賞対象となった一連の研究は、気候変動や都市のヒートアイランド現象で問題となっている都市の暑熱環境に対して、熱中症の予防や空間活用という暑熱適応を進めるために、体感温度や暑さ指数といった温熱環境の指標に加えて、人の生理状態や心理申告、行動等の人間側の指標を組合わせて、様々な暑熱環境への対策効果を評価したものです。
夏季において安全・安心に外出を促す仕組みづくりへの貢献や、地域資源に着目して地域活性化に暑熱適応を組合わせる新たな知見を提供した、といった成果が高く評価されました。
ますます暑さが厳しくなると考えられる中で、暑熱環境に適応したまちづくりに向けた研究のさらなる進展と成果の実践を進めていきます。

以下のリンクは本学科の教員紹介ページ内にある三坂育正の自己紹介、研究内容、インタビューです。ぜひご覧ください。

武蔵野大学工学部サステナビリティ学科 / 教員インタビュー 三坂育正