2025.05.29 お知らせ
磯部孝行准教授が株式会社市萬と共同で、賃貸不動産における原状回復のCO₂削減効果を可視化

磯部孝行(武蔵野大学工学部サステナビリティ学科・准教授)は、株式会社市萬と共同で、賃貸不動産の原状回復に伴うビニールクロス張替えによるCO₂排出量を数値化し、その削減効果を評価する研究を行いました。
プレスリリースの要点は以下の通りとなります。
- 研究対象:賃貸住宅の原状回復工事におけるビニールクロス張替えによるCO₂排出量を評価(対象物件:1993年築・3DK・51.40㎡)。
- 主な成果:全面張替えを部分張替えに変更することで、18.4kg-CO₂(約25%)の削減効果を確認。
- 定量評価:1m²あたりの張替え削減により、0.412kg-CO₂/m²の削減効果が得られる。
- 分析手法:建材LCAデータベースを活用して、クロス使用量とCO₂排出量を比較・可視化。
- 意義と展望:賃貸不動産の脱炭素化に向けた具体的な指標を提示し、今後は他の内装材や設備にも評価を拡大予定。
報告内容については、以下のプレスリリース(株式会社市萬発行)をご覧ください。
【武蔵野大学との共同研究】賃貸不動産の入退居時におけるCO2排出量削減効果を可視化へ | 株式会社市萬のプレスリリース
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