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2024.06.04 お知らせ

「キーワードで考えるサステナビリティ」の連載開始- 白井信雄教授が環境新聞で新たな連載を始めました

武蔵野大学工学部サステナビリティ学科白井信雄教授が、環境新聞で新たな連載を始めました。1回目の記事の内容は下記になります。

2023年4月に、武蔵野大学はサステナビリティ学科を設置した。環境政策が環境問題の解決に留まらず、環境と経済・社会の統合的発展を目指すようになって久しく、企業もまたサステナビリティの名前を冠した部署の設置が定着してきているが、大学でサステナビリティと名乗る学科は日本初である。

社会ニーズは既にあるとはいえ、「サステナビリティ学」の範囲やポイントをわかりやすく示す必要がある。そこで、2023年10月に「キーワードで知る サステナビリティ」というテキストを発刊した。本連載では学科のテキストには取り上げなかった「新しい」あるいは「深い」キーワードを自由自在にとりあげ、エッセイ風に解説や論考を記していく。日常から少し離れて、俯瞰や内省を行う機会になればと願う。

連載初回として、「自己転換型知性(自己変容型知性)」をとりあげる。発達心理学を専門とするロバート・キーガンは人の知性の発達を3段階で整理しており、その3段階めの知性である。

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第3段階の「自己転換型知性」は自分自身の考え方等を客観的にみて、その限界を知り、異なる考え方等を統合することで、自己を形成する知性である。この知性は、社会との関係における社会化と個性化によって形成された自己をむやみに正当化しない。この知性によって、社会の根本的な問題を見つめ、自己の深いところを内省し、本当の自分を見いだし、解放していくことができる。

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さて、筆者はサステナブルな社会の実現のためには、一人ひとりが「自己転換型知性」を高めることが必要であると考えている。サステナブルな社会のためには今の社会の根本を変えていく必要があり、社会の転換のために人の転換が不可欠だからである。

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キーワードで考えるサステナビリティ(1) 武蔵野大学工学部サステナビリティ学科教授 白井 信雄 3つの知性~とりわけ自己転換型知性 | 環境新聞オンライン より一部引用

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