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2023.11.05 レポート

【写真レポート】「福島に行かなければわからない学びがあった」13年目のフクシマ・スタディツアーの様子

サステナビリティ学科では「サステナビリティ学社会実践演習」という、社会の現場に赴き実体験を通じてサステナビリティに関する理解を深め、また実践的な知識やスキルを獲得することを目的とした、さまざまな学外学修プログラムを行なっています。(なんと単位にもなります!)

今回はその中から「13 年目のフクシマ・スタディツアー」を紹介していきます。

13 年目のフクシマ・スタディツアー」は「震災から13年目のフクシマの状況を知り、 自分事としてできることを考えること」を目的に、有志学生12名と教員(村松陸雄教授)が参加し、2023年9月6日から1泊2日で開催されました。学生たちが作成した、事後学習発表会の発表スライドから抜粋して学びの様子をお伝えします。なお、スライドは順不同です。それではどうぞ!

発表スライドは以上です。いかがでしたか?学生たちにとっても素晴らしい経験になったことが伝わってきますね。このプログラムは共催団体である「公益財団法人日本財団ボランティアセンター」の多大な協力を得て実現しています。そして上記写真の中央に写っている緑色のジャンパーを着ている小泉良空さんは、2019年3月に環境システム学科を卒業した卒業生。現在は一般社団法人ふたばプロジェクトに所属して、今回のツアーのコーディネート&ツアーガイドをしていただきました。小泉さんのインタビュー記事はこちら! ツアーにご協力いただいたみなさんに、この場を借りて感謝を申し上げます。

最後に、参加学生のコメントを紹介して終わります。

「福島の災害から学んだこと」

福島の震災の様子はもちろん、避難、救助、被災生活など当時の苦しさがとても理解できた。これは福島に行かなければわからない学びがあった。復興していく福島だが、完全に復興するという条件などが人によって違う。残してほしい、残したくない、忘れたいなど様々な思いを持っていることが理解できた。風評被害もあり、まだまだこれからというのもある。原発の処理水放出など、またイメージが変わる事もある。原発事故は福島だけの問題ではなく、日本が抱える問題。原発のはじめは、二酸化炭素を排出しない環境に優しいと、素晴らしいものだと言われていたことに驚いた。何をはじめるにも、リスクと安全を確認することが重要であるということが理解できた。福島の学びを経て、自分にできることは、自然災害はどうすることもできないが、災害が起こったときどのように行動するのかの確認や、防災意識を持つことだと考える。

サステナビリティ学科では今回紹介した「13 年目のフクシマ・スタディツアー」を含めて、2023年度に6つのプログラムが実施されました。ほかのプログラムもこのNews&Topicsで紹介してく予定です。

今回紹介したサステナビリティ学社会実践演習を含む、サステナビリティ学科の学び方の全体像を、こちらで紹介していますのでぜひご覧ください!