環境システム学科の専任教員の一方井です。この6月に新世社というところから「コア・テキスト環境経済学」を出版しました。
この本は、同社の「経済学コア・テキスト&最先端」という経済学シリーズの第16巻にあたるものです。私が学部で担当している「環境経済学1」の講義では、今学期からこのテキストを使用しています。
本書では、環境経済学の歴史や基礎的な理論だけではなく、再生可能エネルギーをめぐるドイツや日本の状況、中国の排出量取引制度など内外における最近の環境政策の進展についても詳しく解説するとともに、持続可能な発展とは何かという現代における根本的な問題についても出来る限りの考察を試みました。
(一方井誠治 環境システム学科教授/大学院 環境学研究科長)