2018年10月20日から11月24日までの土曜日午後4回にわたって「SDGs特別プログラム」がGreat Works マネージャーの池山千尋さんを講師に迎え、開催されました。
今回のテーマは「SDGsのための企業活動への提言」-SUNTORY-。参加学生10人が4グループに分かれサントリーホールディングス株式会社のCSR報告書からSDGsの17の目標と169のターゲットから分析評価を行い、グループごとにプレゼンテーションしました。最終日のようすを写真でご覧ください。提案ポスターはグラフィックレコーダーの前田真由美さんとともに学生が作成したものです。
写真1.サントリーホールディングス株式会社へのプレゼンテーションした後の満足そうな学生たち 写真左から、前田さん、池山さん、内田さん
SDGs(エス・ディー・ジーズ)これは、2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な開発目標のことですが、今年になってようやく企業や市民、政府自治体などが取組みを模索し始めた段階といえるでしょう。
「持続可能な社会の形成」を学科理念に掲げる武蔵野大学の環境システム学科では、このSDGsの考え方をいち早く各授業で取り上げています。
講座の初日に講師の池山さんからいきなり「SDGsを知っている人いますか?」との質問に対して、参加学生の全員が手を挙げ、さらに「17の目標を言える人は?」という質問に対しても半分以上の学生が手を挙げるという環境システム学科ならではの意識の高い学生10名(3年生9名,1年生1名)が受講しました。
初日,SDGsを題材にした17のターゲットゲームでお互いのコミュニケーションがスムーズになったところで、今回の対象企業サントリーホールディングス株式会社のCSR報告書の読み込みを4つのグループが目標ごとに分担して、その評価と分析,企業活動をさらにアピールするための提案、そしてSDGs視点から進めてほしいこと,実績をもっとアピールすべきことなどの提案とディスカッションを重ねました。
講座の後半2回にはサントリーホールディングス株式会社 コーポレートサスティナビリティ推進本部サスティナビリティ推進課長の内山雄作さんにも加わっていただき、サントリー様の具体的な取り組みをSDGsという観点から紹介していただき、質疑応答を経て、さらに踏み込んだディスカッションとなりました。
土曜日の午後にもかかわらず、毎回活発な意見交換が夕方まで行われ、しかも翌週までの宿題が各自に課されるにもかかわらず参加学生全員が充実した内容を準備してくるという通常授業以上の熱気でした。
この特別講座の紹介とともにSDGsイノベーションを大学からどのように起こすかについて、環境システム学科明石修准教授がエコプロ2018(於、東京ビックサイト、12月6日~8日)で、「SDGsで拓く、ビジネスイノベーション」と題しての講演を行います(12月6日(木)10:30~12:00,東京ビックサイト会議棟6F605会議室)。
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