一方井ゼミでは、環境と経済に関する勉強をしており、その中でドイツのエネルギー改革にも注目しています。ドイツでは2050年に向け、天然ガス、石炭等の化石燃料と原子力エネルギー源を再生可能エネルギーに大幅にシフトする大胆な政策を掲げて、現在それを実行に移しています。
ゼミ生は、ドイツの政策を勉強し、どのような目的でどのような手段でそのような政策が実施されているのかを学んでいるのですが、日本と比べてなぜ、それが進んでいくのか、資料だけではよく分からない色々な疑問が湧いてきます。
スベン・ルドルフ先生は、もともとドイツのカッセル大学で環境経済学の研究と教育をされていたのですが、5年ほど前に京都大学の経済学部に移られ、英語で経済学を講じています。
一方井ゼミには、それ以来、毎年、ドイツの気候変動・エネルギー政策についての講義とゼミ生とのディスカッションに来てもらっています。
今回のディスカッションでも、ドイツや日本の最新の政策の話だけではなく、その背後にある日本とドイツの歴史や国民性の違い、さらにはサッカーの話などにも話題が及び、英語と日本語を交えたとても活発なやりとりが交わされました。