本学環境システム学科前身の環境学科環境アメニティ専攻を2008年3月に卒業した
阿賀清恵さんの卒業論文が、卒後10年近くたった平成29年(2017年)11月の東京都の
「レジ袋削減に向けた意見交換会(第1回)」の11-13頁で紹介されていました。
https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/resource/recycle/single_use_plastics/plastic-bags.files/291110-siryou.pdf
阿賀さんは使い捨てレジ袋を減らしたいと思い
写真で示す「エコふくろう」と名付けたリユースバッグを作り、
キャンパス正門前のコンビニに
本学学生と思しき方がお弁当等を購入する際にレジ袋の代わりに
使ってもらうように働きかけ、学内に回収場所を作って袋を回収することを試み、
どれだけレジ袋を減らせたかを調べ、その結果を卒業論文にまとめました。
店頭で客が本学学生かそれ以外かを区別するのが難しかったり、
学内でエコふくろうが捨てられていたりもしましたが、
使い捨てでない「エコふくろう」を何度も使うことが
レジ袋削減につながることが数値で表れました。
それが2020年7月から始まったレジ袋有料化とそれに伴うレジ袋辞退、
そしてマイバッグ持参の流れを作り、レジ袋使用料削減の
流れをつくることに貢献したと思います。
なお、この活動は袋回収に学内環境サークル「エコの民」の部員の助けを借りて行われ、
エコの民は2007年12月のエココン(全国大学生環境活動コンテスト)
http://www.ecocon.info/2007/group/final.html
で入賞(入賞大学の最高点)しました。
関連トピックス
阿賀清恵さんは、本学卒業後、株式会社エコランドにおける環境ビジネスの本業だけでなく、様々な講演活動(例、実践女子大学現代生活学科での特別講義)、子ども向けアップサイクルワークショップ企画、メディア出演など、多彩にご講演されています。