現在、日本の山間部においては野生のシカが増加しています(環境省の調査では20年前の20倍に増加)。 このような急激な増加により、農業被害や森林生態系破壊などの問題が起きています。シカの増加の原因は、天敵となるオオカミの絶滅、温暖化(越冬できるシカが増えた)などです。 シカの頭数を適正に保つためには、人間の手による捕獲が必要です。 しかし、捕獲したシカの利用が進んでいない状況において、捕獲は経済的に成立しにくく、猟師の数が減少しているという現状があります。
このような現状を学んだ環境学部の学生有志は、自分たちでこの問題に取り組むことはできないかと、都市部でのシカ利用を促進(ジビエ料理、シカ革利用など)するプロジェクトを立ち上げました。 まずは、自分の目で現状を見たいと考え、長野県泰阜村、天竜村、遠山郷に「鹿狩り・ジビエ料理体験&鳥獣被害ヒアリング調査」に行ってきました。 今回の訪問は、天竜村と泰阜村の地域おこし協力隊の全面的な協力のもと行ないました。
日時:2014年2月26日~27日
場所:長野県泰阜村、天竜村、遠山郷
参加者:環境学専攻2年学生有志7名 & 明石(教員)
26日(水)
・泰阜村 鹿狩り&解体体験+実食
・天龍村坂部 地域住民との交流会と山間部の暮らしの有害鳥獣についての話
27日(木)
・ゆべし作り体験
・遠山 星野屋にてジビエ料理堪能 大将による講座
天龍村地域おこし協力隊のfacebookページにも詳細レポートあります。
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今後は、今回の学びやつながりを生かして、学生たちがプロジェクトを展開する予定。(乞うご期待)