『学生と作るCSRレポートの活用と効果』―リクルート視点で中小企業の魅力を

中小企業総合展① 東京2013-2014同時開催セミナー
『学生と作るCSRレポートの活用と効果』 ―リクルート視点で中小企業の魅力を顕在化する―

2013年11月1日  東京ビックサイト

企業の社会的責任に注目が集まる今日、CSR レポートは強力な広報ツールであると認識されています。

武蔵野大学環境学部では、企業が発行するCSR レポートを学生が独自で設定した21 の指標で評価・分析し、発行企業へ報告・意見交換を行うEco Report Way21 (ERW21) の活動を行っています。またERW21 の活動で得られたノウハウを活用し、学生が企業と協働してCSR レポートを作成しています。
本セミナーでは、ERW21 の紹介と、学生と企業が協働してCSR レポートを作成することの企業にとっての営業効果についてお話しします。
主な受講対象は、CSR レポートを作成中または作成を予定している中小企業CSR を重要な経営戦略とお考えの中小企業、学生の現実的な職業観または企業観を知りたい中小企業などの各社様です。

当日のスケジュール

①基調講演
武蔵野大学環境学部 教授 佐々木重邦

『CSRレポートの評価・分析に関する武蔵野大学の活動紹介』
武蔵野大学環境学部の学生チームERW21 が企業各社を訪問し、CSR レポートを学生が独自で設定した21 の指標で評価・分析し、発行企業へ報告・意見交換する活動を紹介します。
これまで5 年間の活動で評価・分析したレポート数は42 社、意見交換を行った企業は27 社。受け入れ企業にとっては、ステークホルダーの一員であり、また今後社会人となる学生の新鮮かつ現実的な意見並びに企業観や就職観を直に聞くことが出来たと好評です。
学生側のメリットは、各企業のCSR 活動を詳細に知ることができると共に企業の方から直接企業情報が聞くことができる貴重な機会が得られることにあります。

②実例紹介
ニッセイエブロ株式会社 事業推進管理室 ディレクター 伊関 直人

『学生との協働によるCSRレポート制作と活用価値』
実際に学生と協働してCSR レポートを制作したニッセイエブロ株式会社(資本金9,000 万円、従業員数43 名) の担当者が、制作工程やレポートの活用価値について紹介します。
『2010 年に「CSR レポートを企画・制作する」協働プロジェクトをキックオフ。 学生主体で考案した「見える」「取り組む」「成長する」の各フェーズを3ヵ年計画により進めました。本プロジェクトは、当社におけるステークホルダー・エンゲージメントを意識しつつ、全工程にわたって学生が企画・提案し、制作をディレクションするスタイルで行われています。私たちにとって、このレポートの協働制作がもたらした効果は大きいものとなっています。』

③質疑応答
活動メンバーの学生を交えての質疑応答

武蔵野大学環境学部では、企業が発行する環境・CSRレポートを学生が独自に作成したリクルート視点の21の指標に基づき評価・分析し、発行企業へ報告・意見交換を行う活動(ERW21:ECO REPORT WAY21)を行っています。

この活動は、学生にとっては企業の環境・CSR活動を詳細に知ることができると共に企業の方々と直に意見交換を行える貴重な機会が得られるというメリットがあります。一方企業側ではステークホルダーの一員であり、今後社会人となる学生の新鮮な意見を知ることができ、今後の環境・CSRレポートをより良いものに出来るというメリットがあります。

過去6年間の主な訪問企業は、大成建設(株)、(株)ベネッセホールディングス、シチズンホールディングス(株)、全日本空輸(株)、(株)リコー、㈱荏原製作所、新日本空調㈱、清水建設㈱、イオン(株)、東日本高速道路㈱、ニッセイエブロ(株)です。
(活動の詳細はホームページhttp://www.ecoreport.jp/をご覧ください)

これまで5 年間の活動で評価・分析したレポート数は42社、意見交換を行った企業は27社にのぼりますが、今回のセミナーでは、中小企業と協働によるCSRレポートの制作の実例を紹介いたします。

株式会社ベネッセホールディングス様との意見交換の模様 シチズンホールディングス株式会社様との意見交換の模様
写真左:株式会社ベネッセホールディングス様との意見交換の模様
写真右:シチズンホールディングス株式会社様との意見交換の模様

清水建設株式会社様との意見交換の模様
清水建設株式会社様との意見交換の模様